名刺をおしゃれにかっこよく作るコツ

名刺のデザインどうする?

名刺はとてもシンプルです。サンプルを見なくても誰でもデザインすることができると思います。しかし、シンプルだからこそ、バランスよく作るためのコツがあります。失敗しない、スマートな名刺のデザイン作りのポイントをご紹介します。

名刺のデザインはどのようにして作る?

デザインを作る方法は、

  • テンプレートを使う
  • 1からデザインする
大きくわけてこの二通りになります。
テンプレートを使うとは、ネット上にあるテンプレートを使って名刺のデザインを作成することです。 名刺の通販サイトを活用すれば、テンプレートから自分用のデザインが作れて、そのまま印刷もできるため、専用のソフトなどがなくても簡単に名刺を作成できます。
1からデザインするとは、自分がイラストレーターなどのデザイン編集のソフトが使える、社内にデザインできる方がいる場合に、ソフトを使って名刺のデザインを1から作成します。費用はかかりますが、デザイナーに外注するという方法もあります。

項目別の注意点

名刺をデザインする場合、名刺を渡す相手に何を伝えたいかによって、内容を決めていきます。表面に記載する主な内容は下記の通りです。

氏名

氏名は最も重要です。読みにくい漢字、読みにくい場合にはふりがなをふっておくと、親切です。電話など呼び出してもらう際に、間違われることもなくなります。

会社名

ビジネスシーンで使用する名刺には必ず書きましょう。相手に信頼感と安心感を与えます。株式会社や、有限会社は(株)、(有)などと略さず、正式名称をきちんと書きましょう。

ロゴ

ロゴも会社を表す大切なものです。実際の名刺を見ていても、多くの名刺に会社のロゴが印刷されています。相手の印象にも残ります。ロゴだけでなくロゴタイプ(会社名の文字をデザインし、オリジナルのフォントで作成されたもの)も併せて載せると良いでしょう。

役職・肩書

社長なのか、部長なのか、主任なのか、ビジネスシーンにおいてはとても重要な情報です。役職がついている方は自分の役職・肩書を氏名の近くに書きます。横書きであれば、氏名の左横、または左上に、縦書きであれば氏名の右上に表記します。文字のサイズは氏名よりも小さくします。ビジネスシーンで使用する名刺では、相手の決裁権の有無の判断材料になるため、役職の記載はとても重要です。

住所

名刺に住所を書く際は、郵便番号、都道府県名を省略せずきちんと記載しましょう。郵便物を送る際に、名刺の住所を参照される場合は数多くあります。誤った情報を載せないよう気を付けましょう。

電話番号・FAX番号

会社の代表番号を記載します。内線番号も併せて記載しておくと親切です。番号を書く際は電話番号なのか、FAX番号なのかわかるように、頭にTELや、FAXとつけるとわかりやすいです。

携帯電話

会社用の携帯電話を支給されている方は、携帯電話の番号も書いておきましょう。とくに、営業の方や、外出が多い方は、直接連絡がとれる番号が書いてあるほうが、相手の方にも親切です。

メールアドレス

ご自分に届くメールアドレスを載せます。会話の中で、資料をメールで送ることになったり、後日お礼のメールをするときに必要となります。

URL

会社のウェブサイトがある場合は、サイトのURLも書いておきましょう。後日、検索によって繋がりができるかもしれません。ECサイトを運営している会社であれば、自社のショッピングサイトも表記しましょう。

その他

経営理念やキャッチフレーズ、これらは最初の会話のネタにもなります。SNSのアカウントを載せて、相手との距離を縮めることもできるでしょう。

レイアウトのコツ

名刺の内容が決まったら、それぞれの項目を配置していきます。項目をグループ分けするとさらに配置しやすくなります。

  • 氏名・ふりがな・役職・肩書
  • 会社名
  • 住所・連絡先・アドレス・URL
  • 横型レイアウト例1

    内容を紙いっぱいに書くと断裁時に切れてしまうことがあります。余白を取って、2~4mm程度内側に収めるとバランスが良くなり読みやすくなります。 またグループによって余白をとったり、グループごとに右揃え、左揃えと揃えると統一感がありかっこよくなります。

    縦型レイアウト例1
    縦型レイアウト例2

    縦書きのデザインは氏名をセンターに大きく書きましょう。左側の住所・連絡先のボリュームが大きいようであれば、多少右側にずらしてもかまいません。
    横書きにする場合は、グループごとに内容をまとめて書き、余白を上手に使いましょう。

    書体(フォント)は何が使われる?

    名刺は書体によっても雰囲気が異なります。名刺のサンプルを書体別にご紹介します。

    明朝体
    筆使いを感じるフォントのため、和の雰囲気、伝統的なイメージがあります。繊細さ、知性、優雅な印象を与えるため、信頼性や堅実さを大事にする職業に向いています。

    ゴシック体
    文字の太さが均等で、男らしさ、力強さを感じさせます。文字が細くなると女性的な印象にもなります。親近感、カジュアル、安定感といった印象を与えます。

    書体についてもっと詳しく知りたい方はこちら

    色が与える印象

    色にはそれぞれイメージがあり、相手に与える印象が異なります。会社のイメージに合わせた色を選び、名刺をより好感度アップさせましょう。

    人に与える印象
    華やか・積極的・情熱・生命力・愛・興奮
    誠実・冷静・爽やか・涼しげ・知的・信頼
    平和・安らぎ・調和・公平・自然・安定
    元気・希望・賑やか・無邪気
    オレンジ 家庭的・安心・健康・親和・陽気・元気・暖かい
    高貴・神秘的・上品・優雅
    ピンク 繊細・可愛い・幸福・愛情・安らぎ
    大地・穏やか・温和・伝統・保守的
    清潔・幸福・純粋・神聖・爽やか・勝利
    高級感・上品・威厳・重厚感

    例えば、業種が病院や介護施設、ヘルスケアであれば、安らぎや調和を表す緑を使ったデザインに、保育園や幼稚園などのこどもと関わる仕事であれば家庭的・元気なイメージを与えるオレンジのデザインがイメージアップに繋がるかもしれません。

    名刺の裏面も活用

    表面が完成したら、裏面を作成します。限られたスペースだからこそ最大限活かすことを考えましょう。

    手元にあった名刺200枚を調べてみたところ、187枚は裏面に何かしら書かれていました。書かれていた内容は以下の通りです。

    ご覧の通り、国内に支社、営業所がある会社は支社を書いている場合が多かったようです。その次に、英語表記と事業内容が続きました。

    英語表記の正しい書き方はこちら

    デザインに合う用紙を選択する

    デザインが完成したら、用紙を選びます。ここで、いい加減に用紙を選んでしまうと、せっかくのデザインが台無しになってしまいます。デザインに合う用紙を選びましょう。

    • 文字のみのシンプルなデザイン - 光沢が抑えられ、質感の良いマットコート紙
    • 写真や画像を含むデザイン - 発色性が高く光沢感のあるミラーコート紙・微光沢のマットコート紙
    • べた塗のデザイン - 発色性が高く光沢感のあるミラーコート紙・微光沢のマットコート紙

    用紙について詳しく知りたい方はこちら

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