縦型名刺と横型名刺、どっちがいい?
名刺には縦型と横型があります。いざ、自分が名刺を作るとき、どっちにすればいいのか迷う方もいるのではないでしょうか。
縦型と横型、主流はどっちなのか、独自の調査結果も含めて、メリットとデメリットもご紹介します。
縦型名刺と横型名刺ではどちらが多く作成されている?
あなたが、名刺を注文するためのデザインデータを持っていない場合、ウェブ上のテンプレートを使って名刺を注文します。そこで、ウェブ上に掲載されているデザインテンプレートで縦型デザインと、横型デザイン、どちらが多いのか、名刺印刷を行っている人気の通販10サイトを比較しました。(2019/4/25調べ)
通販会社 | デザイン数 | 横型デザイン数(%) |
---|---|---|
A社 | 180 | 92(51%) |
B社 | 5087 | 2965(58%) |
C社 | 87 | 54(62%) |
D社 | 230 | 163(71%) |
E社 | 2251 | 1624(72%) |
F社 | 690 | 501(73%) |
G社 | 150 | 112(75%) |
H社 | 285 | 235(82%) |
I社 | 405 | 405(100%) |
J社 | 1341 | 1341(100%) |
数字にすると差がはっきり出ました。横型デザインが圧倒的に多く、縦型デザインを一切掲載していないところまでありました。
手元にあった名刺もチェックしてみたところ、470社分ありました。結果は以下の通りです。
横型 372社 / 縦型 97社
実際の名刺でも、横型の名刺が多い結果となりました。
さらに、縦型名刺の中でも、縦型の横書きが大半で、縦型の縦書きは10%にも満たない程度でした。お客様からのご注文内容も確認したところ、縦型デザインの注文は全体の約5%でした。
なぜ横型名刺のほうが人気なのか
日本で名刺が使われ始めたのは、江戸時代といわれており、当時は不在票として半紙に名前を書いて不在時に訪問したことを伝えるものだったと言われています。その後、日本にも印刷技術が伝わり、家紋と名前を印刷したものが使われるようになったそうです。 また、日本は縦書きの文化だったために、当時は縦型の紙に縦書きで名前を書くことが主流でした。
横型の名刺が主流になった理由は、時代が変化し、名刺に記載する内容も大きく変わってきたからです。ホームページができたことにより、URLを載せるようになり、メールが普及したことにより、メールアドレスを載せるようになりました。 メールアドレスやURLが長い場合、横型の横書きのほうが収まりがよく、読みやすくなります。このように、アルファベットを書くようになったため、横型の名刺が主流になりました。
横型名刺のメリットとデメリット
メリット
- 長いURLやメールアドレスが収まる
やはりアルファベットを書くなら、縦型の横書きにしても文字数が入るか心配です。その点、横型は十分な幅があるため心配ありません。 - デザインのレパートリーが豊富
上記で説明したように、各通販会社が販売しているデザインは横型が圧倒的に多く、選択肢が広がります。左右にわけてレイアウトを配置できることも、余白をうまく活用し、顔写真やロゴ画像を配置することも、縦型より自由度が高くなります。 - 管理が容易
名刺が自分の手元を離れ、渡した相手がファイリングするときも、横型名刺なら管理がしやすいです。
デメリット
- シンプルなデザインだと他の名刺に埋もれてしまう
圧倒的大多数が横型名刺だからこそ、埋もれてしまうこともしばしば。それ以外はほとんどないといっていいでしょう。
縦型名刺のメリットとデメリット
メリット
- 少数派なので目立つ・印象に残りやすい
縦型は珍しいからこそ、相手の印象に残りやすいといえます。また、他の名刺と一緒になっても、目立ちます。 - スタイリッシュな印象を与えることができる
ストライプとボーダーと一緒で、縦型のほうがシュッとした印象を与えます。デザイナーや建築家など、自分のデザインが商売に繋がる方、スタイリッシュな印象を与えたい方におすすめです。 - お堅いイメージを利用できる
実際の名刺を見ていると、役職が上がったり、代表取締役の方ほど縦型の名刺が多いように見受けられます。また、老舗のお店や、和を重んじるお店の場合も縦型名刺を利用している方が多いでしょう。これらからもわかるように、縦型の名刺はどこかお堅いイメージがあります。そのため、信頼・信用が大切な職業の方は、あえて縦型の名刺を利用するのもいいかもしれません。
デメリット
- デザインのレパートリーが少ない
テンプレート数が少なく、また、文字の配置や画像の配置もワンパターンになりがちです。横書きであれば、多少上下を入れ替えたりすることもできますが、それでも横書きほどの自由度はありません。 - 文章が1行で収まらないこともあり、読みづらくなる
住所が長い、メールアドレスが長い場合、文字数が収まらないこともあるでしょう。住所は改行してもさほど読み間違いはありませんが、アルファベット表記の場合は、避けたいところです。 - 管理しにくい
ファイリングされた際に、縦型だけ向きが変わってしまい、そのままでは読みづらくなってしまいます。
当社の横型名刺商品一覧
テキスト入稿名刺当社でデザインを作成
お客様よりいただいた情報をもとに、当店スタッフが文字の並びや間隔を調整し、バランスのよいデザインに仕上げます。
かんたんデザイン入稿名刺ご自身でウェブ上でデザイン作成
専用ソフトを使わず、ウェブ上でデザインの編集・作成ができ、顔写真やQRコードも追加できます。
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